(2019年9月)
9月の食べ物といえば、やっぱりさんまですね。漢字では「秋刀魚」と書きます。形も色も刀に似ていて、秋にとれる刀のような魚ということから名づけられたといわれています。さんまは無胃魚といって胃がありません。ですから、食べ物を数十分で消化して排泄します。さんまの内臓は基本的に苦味がありませんが、胆のうの胆汁が適度なほろ苦さがあります。それが美味しいといって、さんまを塩焼きにしてその“はらわた”を好んで食べる人もいます。
皆さんもどこかの食堂で塩焼きさんま定食でもいかがですか。
「さんま苦(にが)いか、塩(しょ)っぱいか」(佐藤春夫詩集「秋刀魚の歌」より)
ところで、横浜のご当地ラーメンの「サンマーメン」は「さんまが入っている」と誤解される事が多いですが、さんまは入っていません。歯ごたえが残る程度に炒めたモヤシ入りのあん(味をつけた出し汁にとろみをつけた物)をかけたラーメンです。サンマーメンは「生馬麺」と書き、「生=サン 馬=マー」は広東語の読み方で、生(サン)は「新鮮でしゃきしゃきした」、馬(マー)は「上に載せる」と言う意味です。
・9月 4日 飛鳥学院の定期試験
・9月5.6日 試験休み
・10月1日~10月6日 留学生秋休み
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